
アニメ『グノーシア』の謎の改変について語らせてほしい
どうも、真理ギフターのけーです。
アシスタントのラニです。
一応、1話を見てない方は、ネタバレ注意です!
先日、ついに放送が始まったアニメ版『グノーシア』──めちゃくちゃ楽しみにしていた作品でした。
ゲーム原作のファンとしては、「ついにこの名作が映像化されるのか…!」と、期待値MAXだったわけですが──
観た結果、面白かった。雰囲気も良かった。演出も丁寧。
でも……ひとつだけ。
たったひとつの致命的な改変があったんです。
それが、
「コールドスリープ後、グノーシアだったかどうかがわかる」
という謎の追加要素です。
こ、これは
プレイしたことがある人なら「え!?」となった人多いと思います。
原作プレイヤーなら誰もが引っかかる「そこじゃない改変」
この変更の何がマズいかというと、単なる演出の違いではなくルールそのものの整合を崩壊させているところです。
本来のグノーシアは、
🗣 会議 → 🗳 投票 → ❄ コールドスリープ
↓
🚀 空間転移(ワープ)
↓
👾 グノーシア反応を探知
↓
✅ 反応なし → WIN!
❌ 反応あり → ゲーム続行!
という流れでした。
コールドスリープに入れた後にグノーシアか否かわかると
- 疑心暗鬼を楽しむはずの推理パートが、「答え合わせ付きのお楽しみ会」に変わる
- 投票の重みが、「正しいかどうかの検証付き」になってしまい、緊張感が消える
これはもう、“グノーシア”というゲームの根幹の美しさを壊してしまったと言っても過言ではありません。
皮肉にも投票前の食堂でラキオが言っていた
「もっといい方法がありそう」
っていうのが、本当にあったことになります。
なぜなら
みんなコールドスリープしてグノーシアか調べればいいからです。
このコールドスリープ設定ならそれが可能になります。
一応、一人ずつしかコールドスリープできないとかだったら、途中グノーシアが同数になると本性を現すので行えませんね。
アニメの模写的には一人ずつって感じだったけど、ゲームでは二人同時とかでもできてたからやれると思うんだよね。
アニメの出来はすごくよかった!
いや、文句ばっか言いたいわけじゃないんです。
本当に、アニメは演出も丁寧で、キャラの描写も良くて、「あ、これはこれでアリだな」と思えるクオリティでした。
でも、それでも──!
原作の”曖昧さ”を保ったまま描くことはできなかったのか?
なぜ“答え”を与えてしまったのか?
そこだけが、どうしても惜しいのです。
“わからない”からこそ、美しかった
グノーシアの魅力って、「わからなさ」の中にある人間ドラマだったと思うんです。
確信は持てない。だからこそ、信じるか疑うかで揺れる。
その中で生まれる会話、葛藤、決断──
それが、たとえ間違っていたとしても、「あのとき自分は、何を信じたのか」がプレイヤーの中に残る。
その体験こそが“グノーシア”だったはずなんです。
結論:惜しい。だからこそ、語りたい
アニメ化にあたって、色々な制約や都合もあったとは思います。
でも、それでも、「そこだけは守ってほしかった」という一点があまりに大きかった…。
アニメグノーシア、面白かったです。良作でした。
でも──たった一つの整合崩壊によって、「本当の核心」に触れそこねた感が残ってしまいました。
それが悔しくて、今回こうして語らせてもらいました。
今後こうなってほしい!
私的には、このコールドスリープの謎変更・・・スタッフからのプレイしたことがある人への罠とかだったら面白いなと思いました。
あえて「え!?それで大丈夫なの!?」とさせておいて、今後出る設定で「そういうことか!!」となる可能性がまだあります^^;
可能性は低いですがね><
もしも やらかしでもまだ間に合う!コールドスリープの判別機能が故障したとかでさ!
もう何話も作られてるでしょうから、手遅れかもです。
だ、だよね
最後に:それでも、グノーシアが好きだ
ここまであれこれ言っておいてなんですが、私はやっぱり『グノーシア』という作品が大好きです。
だからこそ、こうして熱を込めて語ってしまうんですよね。
もしかしたら、アニメから入った人がゲームにも興味を持ってくれるかもしれません。
そしてその人が、原作の“わからなさの美”に触れて、「グノーシアって、すごいな」って感じてくれたら──
それが何よりの救いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
過去にグノーシアの紹介記事も書いておりますので、よかったらどうぞ^^



